音楽よもやま話

ピアノの鍵盤はどうしてKEY(キー、鍵)なの?

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ピアノのふたをそっと開けると、
白と黒のクジラの歯みたいなのが
ずらっと並びます。
そのひとつひとつを『鍵(KEY)』
全体を『鍵盤(KEY BOARD)』と呼んでいます。
でも、ドアや宝箱を開けたり閉めたりするわけでもないのに、
なんで『かぎ』なんだろう
ちょっと不思議

中世以来音名の意味で使われていた
ラテン語の音楽用語<クラヴィス CLAVIS>は
一般的には『鍵』を意味する言葉でした。
英語でいうところの『KEY』です。
このクジラの歯を押せばその音名の音が鳴るので
クジラの歯まで、そしてこの鍵盤を持つ楽器そのものまで、
クラヴィス、KEY BOARDと呼ぶようになりました。
かの有名な大作曲家、
ヨハン・セバスチャン・バッハ
鍵盤楽器をCLAVIER(クラヴィーア)
ドイツ語つづりではKLAVIERと呼んだので、
いっきにこの呼び名が有名になったようです。
バッハインベンションとシンフォニアの次に練習する
平均律クラヴィーア曲集の題名からも
うかがい知ることができます。

長い歴史の中で、クラヴィーア、クラヴィコード、
チェンバロ、フリューゲル、フォルテピアノなどと呼ばれる
現在のピアノの前身と思われる鍵盤楽器が
たくさん現れましたが、現在のピアノを発明したのは、
1709年イタリア、フィレンツェの町の
クリストフォリです。
この楽器は、ハンマークラヴィーアとか
ピアノフォルテ
と呼ばれています。
今、私たちが使うピアノという名はピアノフォルテの省略、
ピアノフォルテとはピアノ(P、弱く)からフォルテ(F,強く)まで
自由自在に操れるという安易??なネーミングだそうです。

ドイツの作曲家ベートーヴェンの人生と、
ピアノがどんどん改良されていくのとは
時期的に重なっていて、
彼は一生を通じ、最新のピアノの性能を駆使して
32曲のピアノソナタを作曲しました。
音域から曲の持つムードまで、
第1番と第32番では全く違う感じを受けます。
第29番ソナタはハンマークラヴィーア
と呼ばれ輝かしい大音量が魅力の曲になっています。

ところで、現在のピアノには
いくつの鍵盤があるか知っていますか
答は、88鍵/7オクターブと3度です。
ベーゼンドルファーというメーカーに
インペリアルというもう少し鍵盤の多いピアノもありますが、
それは響きを増すためだけの鍵盤なので例外です。
黒鍵が、2個グループ、3個グループと
交互に並んでいますが、それはどうしてなんでしょう?
今のところ、調べてもわかりません・・・
ぶつぶつ独り言をいう私に、年老いた母親が・・・
『黒鍵まで、同じ数で並んでたら、
どこが ド だか、わかんないよ。』
ひぇ~~確かに、そのとおり・・・ですよネ 

笹井


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